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刑務所の一日


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■ 平日の一日


刑務所体験記 刑務所の一日 平日は6時50分に起床する。
10分で着替えや布団をたたんで、簡単な掃除をする。
7時に点呼があり、正座または安座で全員終わるのを待つ。
点呼が終わると配食係が配食を始める。
7時10分から25分まで朝食、出室までの15分で歯磨きやトイレを済ませる。
7時40分出室、行進して工場へ向かう。

工場の手前にある検身場で丸パンの状態になり、一人づつ名物カンカン踊りをやって検身を済まして工場着に着替える。
慣れないうちはここでモタモタして先輩たちから白い目で見られる。
夏場は上はTシャツ一枚なので着替えも楽だが、冬場は丸パンにメリアス、長袖シャツ、チョッキ、工場着と何枚も重ね着をしている。
衣類があるだけ着ていないと寒くてたまらないのだ。
慣れると要領がよくなって、丸パン以外一気にスポッと着替えることができるようになる。

着替えが済んだら体操をする。
春、夏、秋はラジオ体操で冬場は刑務所オリジナルの天つき体操というやつだ。
スクワットをしながら両手をゲンコツで天に突き出す体操で、これが結構体が温まるのだ。
体操が終わると工場内に整列して点呼をとり8時に始業。
10時と3時には10分間の休憩があり食堂でお茶を飲む。
12時から12時30分まで昼食と昼休み、工場によって時間が違うが洗濯工場では12時30分からグランドに出て運動だった。
運動はフットサルや野球、ジョギング、柔軟体操など自由に道具を使用してもよい。
運動はせずにベンチに座って話しをしているものも多かった。
滅多にはないが、他の工場と合同で運動する場合、この時に限っては会話をしたり一緒に運動したりもできる。
夏場は運動の後でシャワーをあびることができる。
当然のことながら、グランドの行き帰りは行進をして、運動の前後で点呼をとる。


移動時間を合わせて40分の運動が終わると工場に戻って点呼をとり入浴がない日は4時30分まで作業をする。
4時30分に終業の点呼をとり、検身場に行き検身を済ませて舎房着に着替える。
舎房に帰り4時50分の点呼をとり、5時から15分で夕食をとる。
夕食後は9時まで自由時間だが、テレビは6時までは見れない。
6時になると布団を敷いて寝てもよいが、寝てテレビをみることはできない。
これは刑務所によっては許可されているところも多いらしいが、ここではだめだった。
9時には消灯して就寝する。
消灯と言っても、刑務官が通路からチェックできるように小さな蛍光灯が点いていて、気になるものはなかなか寝付けないようだ。

入浴は週に2回(夏場は3回)平日にあり、工場ごとに15分づつ交代で入る。
最も早いときには、3時には作業をやめる。
入浴後はそのまま舎房に戻り自由時間になる。
浴場はとても清潔で立派な風呂だ。
全員分のシャワーがあって、お湯は使いたい放題だった。




■ 休日の一日


休日は起床時間が30分遅く7時20分だ。
少しだけ寝坊ができる。
7時30分に点呼をとり、35分から15分で朝食をとり、その後は基本的に自由時間となる。
テレビは8時から10時までと、夕方6時から9時まででその他の時間は見れない。
優遇が2類になれば、食事の時間以外は自由に見れるようになるのだが、2年近く経たないとなかなか2類にはなれない。
昼食は12時だが、休みの日の夕食は4時で平日より1時間も早い。
休日は炊場の作業時間を短くしているせいだ。
献立も平日に比べて休日は貧弱である。
休日はとにかく退屈で一日が過ぎるのが遅く感じる。
みな工場で作業をしていたほうが楽だと言っていた。








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