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警察の留置場


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■ 留置場にはいる


留置場に初めて入れられる時は、パンツ一丁になり金属探知機などを使って身体検査を受けなければならない。
危険物やタバコ、ライター、或いは覚せい剤などを留置場に持ち込まない為である。
中にはケツの穴に禁止物品を忍ばせてくるような奴もいるので、かなりチェックされる。

女の容疑者の場合は更に物を隠すところが多いので、女性警察官が検査にあたる。
女を男の警察官が調べることはないようだ。
身体検査はともかく以前は女の容疑者の世話を男の警察官がしていたこともあったようだが、女の容疑者に誘惑されて留置場内で不祥事を起こし、訴えられたことがあったらしく、 現在では留置場も女の部屋には緊急の場合を除き男の警察官は近づかない。

留置場は冷暖房完備で、一年中快適な室温に保たれている。





■ 留置場の一日


刑務所体験記 留置場 警察署によってその造りは違うようだが、私がいた警察署の留置場は6帖の畳の部屋にトイレが付いているもので、通常4〜6人程度収容する。
同じ部屋が6室並んでいて、女性室と少年室は別の並びにあってお互い見えない造りになっていた。
布団をしまう場所は部屋の中には無く、毎日朝夕に外にある収納庫から出し入れしなければならない。

起床は7時、部屋ごとに順に部屋から出されて布団をしまい、そのまま通路にある洗面所で洗面を済ませる。
その時本棚から一日3冊まで本を選んで部屋に戻る。
警察署にもよるだろうが、私がいた留置場の本棚には意外と多くの小説とコミックスが結構退屈しない程度揃っていた。

その後朝食が配られる。
朝食は白米にどんぶりの味噌汁と日替わりで納豆や生卵、ふりかけなどが付いてくる。
警察署によって違うが、ここでは職員食堂で作っていたので、暖かい食事が出されていて以外に食べれるものだった。
外注の弁当で済ましているところも多いという話だが、その点は恵まれていたかもしれない。

朝食が終わると、部屋ごとに順番に部屋から出されて運動所で運動をする。
時間は15分程度で、タバコを預けている者はこのときに毎日2本だけ吸うことができる。
他人に譲渡することは一切できないので、持っているか新たに購入しなければ吸うことはできない。

その後は、部屋に戻り取調べがあるものは、担当が迎えに来て取調室に行くが、すでに取り調べが終わっている者はひたすら読書をして暇をつぶす。
昼食と夕食は食堂の安い定食のような献立で、揚げ物が多くて一週間で飽きてしまった。
夕食の時間は5時で、食事が終わると点呼を取った後にさっさと布団を運んで、敷いてしまう。
消灯は9時でそれ以降一切話しもできないので、始めのうちはなかなか寝付くことができずにとても退屈した。





■ 入浴・洗濯・清掃・消毒


入浴は週に2回で、午前中に2〜3人づつ交代で入る。
その際洗濯機で下着などを洗濯することができる。
家族など面会のときに持って帰ってもらって洗濯してもらうこともできるが、特に不自由はなかったのでほとんどの人が洗濯機で洗っていた。

簡単な清掃は毎日やるが、週に一度室内の大掃除を一斉に行う。
みな退屈なので以外に時間をかけて丁寧にやるようになる。

それから、月に一度留置場全体の消毒を2〜3時間かけて職員が行うのでそのときは、みなタバコを持って取調室などに行ってしばしの憩いのときを過ごす。









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